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	<title>弁護士 壹岐 晋大（鴻和法律事務所所属）｜経営者を法律顧問として支援</title>
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		<title>経営法務ニュースVol.65｜2026.11</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/newsletter/202611/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 29 Oct 2026 16:50:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[NEWSLETTER]]></category>
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					<description><![CDATA[大漏洩時代の防衛策 今回の経営法務のテーマでもありますが、今は個人情報漏えいのニュースがない日がないくらい、日々不正アクセスにより個人情報が漏れ続けています。 ユーザーとしても対策が必要なので、パスワード管理ツールを導入 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="letter-section02">
<div class="Inner01" style="max-width:800px;">
<h2 style="margin-top:0; padding:10px;">大漏洩時代の防衛策</h2>
<p>今回の経営法務のテーマでもありますが、今は個人情報漏えいのニュースがない日がないくらい、日々不正アクセスにより個人情報が漏れ続けています。</p>
<p>ユーザーとしても対策が必要なので、パスワード管理ツールを導入し、パスワードを簡単なものから複雑なものに変更し、パスキーや二段階認証なども順次設定していきました。</p>
<p>また、メールアドレスも一つのアドレスではなく、サービス毎に１つのアドレスを発行するようにしました（異なるアドレスでも一つのメールで管理できるサービスがあります。）。</p>
<p>パスワード管理ツールのメリットは、強固なパスワード設定をしても、全てのサービスのID（メールアドレス）、PWを覚える必要がないことです。</p>
<p>ユーザーの立場としても、情報漏えいのリスクがあるという前提での対策が必要になってきています。</p>
</div>
</div>

<div class="TOC">
<h3 style="margin:0;">今回の記事</h3>
<dl style="margin-bottom:0;">
<div>
<dt>経営法務TOPICS</dt>
<dd style="margin-bottom:0;">個人情報が漏れたとき、法律上やらなければならないポイントまとめ</dd>
</div>
</dl>
</div>

</div>
</div>

<div class="letter-section01" id="01">
<div class="Inner01" style="max-width:800px;">
<h2 style="margin-top:0;"><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://lawyer-iki.jp/wp-content/uploads/2026/10/202611.webp" alt="個人情報漏洩！法律上の義務とポイントまとめ" width="1920" height="1050" class="aligncenter size-full wp-image-1410" srcset="https://lawyer-iki.jp/wp-content/uploads/2026/10/202611.webp 1920w, https://lawyer-iki.jp/wp-content/uploads/2026/10/202611-300x164.webp 300w, https://lawyer-iki.jp/wp-content/uploads/2026/10/202611-1024x560.webp 1024w, https://lawyer-iki.jp/wp-content/uploads/2026/10/202611-768x420.webp 768w, https://lawyer-iki.jp/wp-content/uploads/2026/10/202611-1536x840.webp 1536w" sizes="(max-width: 1920px) 100vw, 1920px" /></h2>

<div class="point">
<span class="Title">内容のポイント</span>
<ul>
<li><b>一定の個人情報漏えいが起きたら（「おそれ」の段階でも）、<span style="color:#ff6666;">国への報告と本人への通知は法律上の義務</span>です。件数が少なくても対象になることがあります。</b></li>
<li><b>国への報告は「速報（概ね3〜5日以内）」と「確報（原則30日以内）」の2段階。</b></li>
<li><b>法律上の義務以外にも、証拠保全・取引先対応・保険の確認など検討事項は多数。<span style="color:#ff6666;">公開されている手引きで「事前準備」をしておきましょう</span>。</b></li>
<li><b>企業としては不必要な個人情報を取得しないようにしましょう。</b></li>
</ul>
</div>

<h3 style="margin-bottom:10px;">「メールの誤送信」も他人事ではありません</h3>
<p>最近、不正アクセスによる情報漏洩のニュースが後を絶ちません。</p>
<p>PHPのセキュリティ上の脆弱性の問題の際も、対応を余儀なくされた事業者の方も多いのではないでしょうか。</p>
<p>ランサムウェア被害、従業員による顧客名簿の持ち出し、メールの宛先間違い。<b class="yellow">個人情報の漏えいは、規模の大小を問わずどの会社でも起こり得ます。</b></p>
<p>むしろ、専任の担当者がいない中小企業ほど「<b style="color:#ff6666;">何をすればいいのかわからない</b>」まま時間が過ぎてしまいがちです。</p>
<p>今回は、漏えいが起きたときに法律上求められることに絞って、お伝えします。</p>

<h3 style="margin-bottom:10px;">【法律上の義務①】個人情報保護委員会への報告</h3>
<p>次のいずれかに当たる漏えい等が発生した場合（発生した「おそれ」がある場合を含みます）は、個人情報保護委員会への報告が義務付けられています。</p>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">①要配慮個人情報が含まれる</dt>
<dd>例：従業員の健康診断結果、病歴</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">②財産的被害のおそれがある</dt>
<dd>例：クレジットカード番号、ネットバンキングのID・パスワード</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">③不正の目的によるおそれがある</dt>
<dd>例：不正アクセス、ランサムウェア、従業員による持ち出し</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097;">④1,000人を超える漏えい</dt>
</dl>

<p>注意すべきなのは、①〜③は、<b class="yellow">たとえ1人分でも対象になる</b>点です。</p>
<p>「<b>数件だから大丈夫</b>」とはなりません。</p>

<h4 style="font-size:1em!important;">報告は2段階です</h4>
<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">速報</dt>
<dd>事態を知ってから速やかに（目安は概ね3〜5日以内）</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">確報</dt>
<dd>30日以内（③の「不正の目的」による場合は60日以内）</dd>
</dl>

<p>速報の時点では、全容がわからなくても判明している範囲で報告すれば足ります。</p>
<p>「<b>調べ終わってから</b>」では<b style="color:#ff6666;">間に合いません</b>。</p>

<h3 style="margin-bottom:10px;">【法律上の義務②】本人への通知</h3>
<p>上記の報告対象となる場合には、<b class="yellow">本人への通知</b>も必要です。</p>
<p>漏えいした情報の項目、原因、二次被害のおそれなどを、状況に応じて速やかに伝えます。</p>
<p>連絡先がわからない等で通知が困難な場合は、ホームページでの公表と問い合わせ窓口の設置などの代替措置をとります。</p>
<p>タイムズカーに登録されている方など、漏洩先からメールが来た方もいるのではないでしょうか？これが本人への通知です。（私は既に相当前に退会していましたが、タイムズカーから通知が来ました。）</p>
<p>これらの義務に違反すると、委員会から勧告・命令を受け、<b style="color:#ff6666;">命令に従わない場合は罰則の対象にもなります。</b></p>

<h3 style="margin-bottom:10px;">2026年の法改正にも注目</h3>
<p>2026年7月17日に改正個人情報保護法が公布され、施行は公布から2年以内に政令で定める日とされています（罰則規定は2027年1月17日施行）。</p>
<p>改正項目には、漏えい時の本人通知義務の緩和（※漏洩した情報単体だけでは意味を持たない情報の漏洩のケースなどにおいて本人通知義務を課さないとする等）が含まれています。</p>


<h3 style="margin-bottom:10px;">そのほか検討すべきポイント</h3>
<p>法律上の報告・通知と並行して、次の点も検討が必要です。</p>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">被害拡大の防止と証拠保全</dt>
<dd>感染端末はネットワークから切り離す一方、電源を切ったりログを消したりしない（原因調査ができなくなります）</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">取引先への連絡</dt>
<dd>業務委託契約や秘密保持契約で、事故時の通知義務が定められていることが多いです</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">警察への相談</dt>
<dd>不正アクセスや持ち出しは犯罪に当たる可能性があります</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">公表・お詫び・問い合わせ対応</dt>
<dd>対応窓口と想定問答の準備</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097; border-bottom:1px solid #054097; padding-bottom:.5em;">保険の確認</dt>
<dd>サイバー保険等で調査費用や賠償がカバーされるか</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; background:none; border:1px solid #054097; padding:15px;">
<dt style="color:#054097;">再発防止策と、持ち出しであれば懲戒処分の検討</dt>
</dl>


<h3 style="margin-bottom:10px;">目を通しておきたい公的資料</h3>
<dl class="Box" style="margin:0 0 2em; padding:15px;">
<dt>個人情報保護委員会<br>「<a href="https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/leakAction/" target="_blank">漏えい等の対応とお役立ち資料</a>」</dt>
<dd>報告の要否の判断や報告フォームがまとまっています。</dd>
</dl>

<dl class="Box" style="margin:2em 0; padding:15px;">
<dt>IPA<br>「<a href="https://www.ipa.go.jp/security/guide/sme/ug65p90000019cbk-att/sme_guideline_v4.0.pdf" target="_blank">中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン 第4.0版</a>」</dt>
<dd>経営者が実行すべき「重要7項目の取組」や、すぐ使える規程のひな形が付録になっています。「5分でできる！情報セキュリティ自社診断」も手軽です。
</dd>
</dl>

<h3 style="margin-bottom:10px;">さいごに</h3>
<p><b style="color:#ff6666;">漏えい対応は「起きてから考える」では間に合いません</b>。</p>
<p>まずは、誰に連絡し、誰が判断するかだけでも社内で決めておくことをお勧めします。</p>
<p>万一の際は、早い段階で弁護士にご相談ください。</p>
<p>なお、個人的には企業が個人情報を不必要に取得しすぎていると思います。</p>
<p>どのような目的に使うのかなどによって、個人情報をどこまで取得するのか（特に要配慮情報や財産的被害が発生しうる情報を取得する必要があるのかどうか）、いつまで扱うのかについて、個人情報取扱事業者として考える時期に来ているように思います。</p>

</div>
</div>


<style>
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			</item>
		<item>
		<title>経営法務ニュースVol.64｜2026.10</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/newsletter/202610/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 02 Oct 2026 06:19:26 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[NEWSLETTER]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://lawyer-iki.jp/?p=1383</guid>

					<description><![CDATA[ロイヤルホスト修行 ロイヤルホストが結構好きです。 私は学生時代、ロイヤルホストでアルバイト（ホールスタッフ）をしていました。 ロイヤルホストは先月、グランドメニューが改定されて、私が学生時代にまかないで食べ続けていた懐 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="letter-section02">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0; padding:10px;">ロイヤルホスト修行</h2>
<p>ロイヤルホストが結構好きです。
<p>私は学生時代、ロイヤルホストでアルバイト（ホールスタッフ）をしていました。</p>
<p>ロイヤルホストは先月、グランドメニューが改定されて、私が学生時代にまかないで食べ続けていた懐かしのガパオライスが復活しました。</p>
<p>ロイホ好きの私はすでにメニュー改定してからガパオライスを2回食べていますが、パチンコ屋で勝った羽振りの良いお客さんにパチンコ必勝法を長々説明されたことや、曲芸みたいにお皿を同時に7枚運べるおじさん先輩のことなど懐かしい思い出が蘇りました。</p>
<p>ロイヤルホストは、「マイロイヤル」という会員制度があり、3年間で100回行くと一番上のランクである「ロイヤル」になります。</p>
<p>今、この会員になってから約50回利用していて、「ロイヤル」の称号を目指して修行中です。</p>
<p>ロイヤルになってもポイント還元率が上がるくらいで大したメリットはありませんが、ロイホ好きとして頑張りたいと思います。</p>
<p>最後にあの懐かしいロイヤルホストにでも行って、「ロイヤル」の称号を手にしてやろうと思っていましたが、最近、調べたらちょうど最近閉店していました。</p>
<div class="aligncenter"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/10/2026101.webp" alt="ロイヤルホストのガパオライス" width="1920" height="1050"><br><span style="font-size:.8em; color:#777;">壹岐の中で話題のガパオライス</span></div>
</div>
</div>

<div class="TOC">
<h3 style="margin:0;">今回の記事</h3>
<dl style="margin-bottom:0;">
<div>
<dt>経営法務TOPICS</dt>
<dd style="margin-bottom:0;">10月から施行するハラスメント対策ー知っておきたい厚労省Q&Aの"意外な答え"</dd>
</div>
</dl>
</div>

</div>
</div>

<div class="letter-section01" id="01">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0;"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/10/202610.webp" alt="10月施行のハラスメント対策-経営者なら知っておきたい厚労省Q&amp;Aの意外な答え-" width="1920" height="1050" /></h2>

<div class="point">
<span class="Title">内容のポイント</span>
<ul>
<li><b>10月1日からカスハラ・就活生等へのセクハラの防止措置が義務化</b></li>
<li><b>改正パワハラ指針に自爆営業がパワハラに該当することが明記</b></li>
<li><b>ハラスメントに関する厚労省Q&A（全41問）で実務の線引きが示されている</b></li>
</ul>
</div>

<p>いよいよ10月1日から、カスタマーハラスメント（カスハラ）と、就活生など求職者に対するセクシュアルハラスメントの防止措置が、企業規模を問わず義務付けられます。</p>
<p>これに先立ち、厚生労働省は令和8年4月24日、「<a href="https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/001695619.pdf" target="_blank">ハラスメント防止措置義務規定等における解釈事項について</a>」というQ&A（全41問）を公表しました。</p>
<p>10月1日から適用されますが、パワハラ・セクハラ関係などの8問（問22〜26、問38〜40）は、すでに4月24日から適用されています。</p>
<p>全部読むのは大変だと思いますが、よく会社から相談を受ける項目についてピックアップして紹介します。</p>
<p>ちなみに、10月1日からのカスハラにだけ目が行きがちですが、<b style="color:#ff6666;">パワハラ防止指針も同じタイミングで一部改正されています</b>。</p>
<p>例えば、自社の商品やサービスの買い取りを強要するなどの言動（いわゆる自爆営業の強要です。）が、パワハラに当たることを盛り込まれています。</p>

<section class="faq-container">
  <div class="faq-list">
    <div class="faq-item js-faq-item is-open">
      <button class="faq-question js-faq-trigger" type="button" aria-expanded="true">
        <span class="faq-badge q">Q</span>
        <span class="faq-question-text">カスハラかどうか、労働局などが判断してくれる？（Q.6）</span>
        <span class="faq-icon"></span>
      </button>
      <div class="faq-answer">
        <div class="faq-answer-inner">
          <span class="faq-badge a">A</span>
          <div class="faq-answer-text">
            してくれません。<br>
            カスハラに当たるかどうかを含めた事実確認は、事業主の義務とされています。<br>
            「迷ったら役所に聞けばいい」は通用しないので、社内で判断できる基準と体制が必要です。※最終的には裁判で、裁判所が判断します。
          </div>
        </div>
      </div>
    </div>

    <div class="faq-item js-faq-item">
      <button class="faq-question js-faq-trigger" type="button" aria-expanded="true">
        <span class="faq-badge q">Q</span>
        <span class="faq-question-text">顧客対応が発生しない部署にも周知、研修は必要？（Q.9）</span>
        <span class="faq-icon"></span>
      </button>
      <div class="faq-answer">
        <div class="faq-answer-inner">
          <span class="faq-badge a">A</span>
          <div class="faq-answer-text">
            カスハラ防止指針における「顧客等」には「取引の相手方」なども含まれるため、顧客対応が発生しない部署でも、カスタマーハラスメント防止措置として、周知、研修などは必要になります。<br>
            また、周知すべき「労働者」は、「全ての労働者」とされているので、社外の人と接しない労働者を含む全労働者への周知が必要になります。
          </div>
        </div>
      </div>
    </div>

    <div class="faq-item js-faq-item">
      <button class="faq-question js-faq-trigger" type="button" aria-expanded="true">
        <span class="faq-badge q">Q</span>
        <span class="faq-question-text">録音していることを、その場でお客さんに伝えないとダメ？（Q.11）</span>
        <span class="faq-icon"></span>
      </button>
      <div class="faq-answer">
        <div class="faq-answer-inner">
          <span class="faq-badge a">A</span>
          <div class="faq-answer-text">
            その場で伝える義務まではありません。<br>
            ただし、録音・録画を事実確認に使うなら、その利用目的をプライバシーポリシー等で公表しておく必要があります。<br>
            カメラの存在が容易にわからない場合は、わかるようにする措置も必要です。
          </div>
        </div>
      </div>
    </div>

    <div class="faq-item js-faq-item">
      <button class="faq-question js-faq-trigger" type="button" aria-expanded="false">
        <span class="faq-badge q">Q</span>
        <span class="faq-question-text">従業員が取引先にカスハラをした場合の懲戒処分のために就業規則を改定する必要がある？（Q.19）</span>
        <span class="faq-icon"></span>
      </button>
      <div class="faq-answer">
        <div class="faq-answer-inner">
          <span class="faq-badge a">A</span>
          <div class="faq-answer-text">
            従業員が取引先にカスハラをした場合、会社としては懲戒などの措置を講じることが望ましいとされています。<br>
            ただ、通常就業規則には、信用失墜行為や服務規律違反による懲戒が規定されていることが多いので、そのような場合には、カスハラにだけ特化した規程まで作る必要はありません。
          </div>
        </div>
      </div>
    </div>

    <div class="faq-item js-faq-item">
      <button class="faq-question js-faq-trigger" type="button" aria-expanded="false">
        <span class="faq-badge q">Q</span>
        <span class="faq-question-text">部下から上司へのパワハラはある？（Q.22）</span>
        <span class="faq-icon"></span>
      </button>
      <div class="faq-answer">
        <div class="faq-answer-inner">
          <span class="faq-badge a">A</span>
          <div class="faq-answer-text">
            あります。<br>
            業務に必要な知識や経験を持つ部下の協力がなければ仕事が回らない場合や、部下の集団による行為で抵抗が難しい場合などは、「優越的な関係」に当たり得ます。<br>
            ベテラン社員に新任の管理職が振り回される、という構図も要注意です。
          </div>
        </div>
      </div>
    </div>

    <div class="faq-item js-faq-item">
      <button class="faq-question js-faq-trigger" type="button" aria-expanded="false">
        <span class="faq-badge q">Q</span>
        <span class="faq-question-text">勤務時間外の飲み会でのパワハラも対応が必要？（Q.25）</span>
        <span class="faq-icon"></span>
      </button>
      <div class="faq-answer">
        <div class="faq-answer-inner">
          <span class="faq-badge a">A</span>
          <div class="faq-answer-text">
            実質的に職務の延長といえる場なら「職場」に当たります。<br>
            職務との関連性、参加者、参加が強制か任意かなどで個別に判断されます。<br>
            さらに、該当するか微妙な場合でも、相談があれば広く対応することが必要です。
          </div>
        </div>
      </div>
    </div>

    <!-- 問29 -->
    <div class="faq-item js-faq-item">
      <button class="faq-question js-faq-trigger" type="button" aria-expanded="false">
        <span class="faq-badge q">Q</span>
        <span class="faq-question-text">求職者って誰なの？社会科見学や講演会参加者は？（Q.29）</span>
        <span class="faq-icon"></span>
      </button>
      <div class="faq-answer">
        <div class="faq-answer-inner">
          <span class="faq-badge a">A</span>
          <div class="faq-answer-text">
            就活セクハラは、「求職者等」に対するセクハラが禁止されていますが、この「求職者」とは、雇用されようと意思表示しているいわゆる就活中の者（就職説明会、インターン、OB・OG訪問参加者含む）、教育実習、看護実習等の実習を受けるものも含みます。<br>
            授業や教育の一環として行われる社会科見学、講演会などの参加者は含まれません。
          </div>
        </div>
      </div>
    </div>
  </div>
</section>
</div>
</div>


<style>
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</style>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>経営法務ニュースVol.63｜2026.09</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/newsletter/202609/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 25 Aug 2026 02:26:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[NEWSLETTER]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://lawyer-iki.jp/?p=1367</guid>

					<description><![CDATA[打ち上げ花火、中から見るか？外から見るか？ 10年ぶりに関門海峡の花火を見に行きました。 先日の熊本地震の影響で開催も危ぶまれていましたが、無事開催されました。 昨年できた関門海峡の眼の前にある「リゾナーレ下関」というホ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="letter-section02">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0; padding:10px;">打ち上げ花火、中から見るか？外から見るか？</h2>
<p>10年ぶりに関門海峡の花火を見に行きました。</p>
<p>先日の熊本地震の影響で開催も危ぶまれていましたが、無事開催されました。</p>
<p>昨年できた関門海峡の眼の前にある「リゾナーレ下関」というホテルがちょうど空いていたので、そこに宿泊して、部屋から花火を鑑賞しました。</p>
<p>涼しいし快適に見ることができました。</p>
<p>関門海峡の花火は、門司側、下関側両方から花火が打ち上がります。</p>
<p>しかし、部屋の角度の問題から、門司側しか見れないことに途中で気づきました。</p>
<p>下関側の花火はちょうど真横で上がっており、花火の切れ端だけが見えました。</p>
<br>
<div class="aligncenter"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/08/202608-1.webp" alt="ホテルからの展望" width="400" height="533" style="dismargin:0 auto;" /></div>



<div class="TOC">
<h3 style="margin:0;">今回の記事</h3>
<dl style="margin-bottom:0;">
<div>
<dt>経営法務TOPICS</dt>
<dd style="margin-bottom:0;">少数株主、ほっておいても大丈夫？</dd>
</div>
</dl>
</div>

</div>
</div>

<div class="letter-section01" id="01">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0;"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/08/202609.webp" alt="少数株主、ほっておいても大丈夫？" width="1920" height="1050" /></h2>

<div class="point">
<span class="Title">内容のポイント</span>
<ul>
<li><b>少数株主は「おとなしい存在」ではなく、会社法上の権利を持つ</b></li>
<li><b>譲渡制限であっても対策は万能ではない</b></li>
<li><b>少数株主問題は、関係が良好なうちに手を打つことが唯一の正解</b></li>
</ul>
</div>

<p>「<b>昔から少し株を持ってもらっているだけで、経営には口を出してこない。特に問題ないよ</b>」中小企業の経営者からよく聞く言葉です。</p>
<p>しかし、この「<b>ほっておいても大丈夫</b>」という感覚が、<b style="color:#ff6666;">ある日突然大きなトラブルを引き起こします</b>。</p>

<h3>少数株主の「権利」</h3>
<p>少数株主は<b class="yellow">たとえ数株しか持っていなくても、会社法上の権利が認められています。</b></p>
<p>株式の３％以上を持つ株主は、株主総会の招集を会社に請求することができます。</p>
<p>帳簿や会計書類の閲覧を求めることも可能です。</p>
<p>さらに、取締役に不正があると判断すれば、解任を求める訴えを裁判所に起こすこともできます。</p>
<p>今はおとなしくしているように見えても、<b style="color:#ff6666;">何かのきっかけ——たとえばその株主が亡くなって相続人が引き継いだ、あるいは経営方針に不満を持ち始めた——という瞬間に、これらの権利が一気に行使されることがあります</b>。</p>

<h3>「株を売りたい」と言われたとき、何が起きるか</h3>
<p>少数株主問題が具体的に動き出す場面の一つが、「<b>株を誰かに売りたい</b>」という申し出です。</p>
<p>中小企業のほとんどは定款に株式の譲渡制限規定を設けています。</p>
<p>これは「<b class="yellow">株式を第三者に売る際は、会社（取締役会等）の承認が必要</b>」というルールです。</p>
<p>見知らぬ人物が株主になることを防ぐための仕組みで、ここまでは多くの経営者も知っています。</p>
<p><b style="color:#ff6666;">問題は、その承認を求める請求が届いた後</b>です。</p>
<p>会社法上、譲渡承認請求を受けた会社は、<b class="yellow">原則として２週間以内に承認するかどうかを通知しなければなりません。</b></p>
<p>この期限を過ぎると、法律上は「<b>承認した</b>」とみなされます。</p>
<p>つまり、対応せずに放置していたら、<b style="color:#ff6666;">会社が望まない相手に株式が渡ってしまうのです</b>。</p>
<p>「<b>忙しくて後回しにしていた</b>」「<b>どう対応すればいいか分からなかった</b>」では通りません。</p>
<p><b class="yellow">２週間という期限は非常に短く、気づいたときには手遅れになっているケースも実際に起きています。</b></p>

<h3>「拒否すればいい」は間違い</h3>
<p>では、２週間以内に「<b>承認しない</b>」と通知すれば解決するでしょうか？</p>
<p><b style="color:#ff6666;">残念ながら、それだけでは終わりません</b>。</p>
<p>譲渡を承認しなかった場合、会社は自社か指定買取人が、その株式を買い取る義務を負います。</p>
<p>「<b>売らせない</b>」と言ったからには、<b class="yellow">自分たちで引き取らなければならないのです。</b></p>
<p>買取価格は当事者間の協議で決め、折り合いがつかなければ裁判所が決定します。</p>
<p>買取のための財源確保も必要になるため、事前の準備なしには対応できません。</p>
<p>裁判所の決定する額は、いわゆる「<b>時価額</b>」であり、額面額や税務上の評価額ではありません。</p>
<p><b style="color:#ff6666;">社長が想像しているより高額になる可能性もあります</b>。</p>
<p>ちなみに、中小企業の株でも、少数株主がコンサルティング会社に売ろうとしているという話を耳にするようになりました。</p>
<p>広告などを目にした方もいると思いますが、株式の買取事業をしている（コンサルティング）会社などがあります。</p>
<p>通常は非上場株式は換価が難しいのですが、会社に対して「<b>承認するのか、買い取るか、どちらかを選べ</b>」と突きつけてきます。</p>

<h3>関係が良好な「今」こそ動くとき</h3>
<p><b class="yellow">少数株主問題は、関係が悪化してからでは手の打ちようがなくなります。</b></p>
<p>株主が「<b>売りたい</b>」「<b>権利を行使したい</b>」と言い出した後では、話し合いも困難です。</p>
<p>経営者が今すぐできることは、まず自社の株主構成を正確に把握すること、そして少数株主との関係を定期的に確認しておくことです。</p>
<p>将来の株式買取に備えた財源の準備、定款の整備、場合によっては株主間契約の締結なども、早期に検討すべき対策です。</p>
<p><b style="color:#ff6666;">「ほっておいても大丈夫」な少数株主は存在しません</b>。</p>
<p>今日から、少し目を向けてみてください。</p>

</div>
</div>


<style>
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			</item>
		<item>
		<title>経営法務ニュースVol.62｜2026.08</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/newsletter/202608/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 31 Jul 2026 00:22:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[NEWSLETTER]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://lawyer-iki.jp/?p=1356</guid>

					<description><![CDATA[令和8年熊本地震について このたびの令和8年熊本地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 被害に遭われた地域の一日も早い復旧・復興を、心よりお祈り申し上げております。 皆様の中にも、被災地にご関係のある方 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="letter-section02">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0; padding:10px;">令和8年熊本地震について</h2>
<p>このたびの令和8年熊本地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。</p>
<p>被害に遭われた地域の一日も早い復旧・復興を、心よりお祈り申し上げております。</p>
<p>皆様の中にも、被災地にご関係のある方、ご心配な状況にある方がいらっしゃるかもしれません。</p>
<p>どうかご自身とご家族の安全を最優先に、無理のないようお過ごしください。</p>

<h2 style="padding:10px;">気づけば40年</h2>
<p>私事ですが、先月誕生日を迎えて、40歳になりました。</p>
<p>「四十にして惑わず」とは孔子の言葉ですが、</p>
<p>今後は、法律相談時にも、惑わずバシバシアドバイスもしていきたいと思います。</p>
<br>
<img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/07/2026081.webp" alt="誕生日ケーキ" width="1920" height="1050" class="aligncenter" />
<br>
<p>メロンにするか桃にするか、かなり迷いました。</p>


<div class="TOC">
<h3 style="margin:0;">今回の記事</h3>
<dl style="margin-bottom:0;">
<div>
<dt>経営法務TOPICS</dt>
<dd style="margin-bottom:0;">改正公益通報者保護法と中小企業の留意点</dd>
</div>
</dl>
</div>

</div>
</div>

<div class="letter-section01" id="01">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0;"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/07/202608.webp" alt="改正公益通報者保護法（2026年12月施行）と中小企業の留意点" width="1920" height="1050" class="aligncenter" /></h2>

<div class="point">
<span class="Title">内容のポイント</span>
<ul>
<li><b>2016年12から、改正公益通報者保護法が施行されます</b></li>
<li><b>従業員から社内の不正の告発があったときに、意外としてしまうことが禁止されています</b></li>
<li><b>問題社員を解雇しようとしたら、公益通報されて、会社側による解雇のハードルがあがってしまう、、そんなことも考えられます</b></li>
</ul>
</div>

<h3>公益通報者保護法の概要</h3>
<p>「公益通報者保護法」は、<b class="yellow">社内の不正を告発した従業員らが、解雇や減給といった不利益な仕打ちを受けないよう守るための法律</b>です。</p>
<p>対象となるのは刑法や個人情報保護法など、500本以上の法律に触れる不正行為です。</p>
<p>罰則の対象となる不正行為が対象となりますので、通報等で一般的に想定されるパワハラ、セクハラは、それぞれの法律（パワハラ防止法（労働施策総合推進法）、男女雇用機会均等法）で犯罪行為などの規定はないため、対象外です。</p>
<p>ただ、暴力行為などの犯罪行為に該当すると対象となります。</p>
<p><b style="color:#ff6666;">保護対象は正社員のみならず、パートや取引先の社員、退職者、さらには役員まで幅広く含まれています</b>。</p>

<h3>中小企業にも適用されるルール</h3>
<p>300人以下の企業では窓口設置などの態勢整備義務は、努力義務ですが、以下の事項などは<b class="yellow">規模を問わず全ての企業に義務付けられています。</b></p>

<div style="border:2px solid #054097; padding:0 1em; margin:2em 0; color:#054097;">
<ul>
<li><b>通報を口止めしたり、不利益を予告したりする妨害行為の禁止</b></li>
<li><b>正当な理由なく通報者を特定しようとする「犯人探し」の禁止</b></li>
<li><b>通報を理由とした解雇や懲戒などの不利益処分の無効</b></li>
</ul>
</div>

<p>違反した場合、個人への刑罰や、<b style="color:#ff6666;">法人に対しても高額な罰金が科されるリスク</b>があります。</p>

<h3>2026年12月の改正ポイント</h3>
<p>2026年12月1日から施行される改正法により、企業の負担はさらに増すことになります。</p>
<p>まず、<b class="yellow">フリーランスも新たに保護の対象</b>となりました。</p>
<p>外部の委託先からの通報にも細心の注意が必要です。</p>
<p>また、通報を理由とした解雇等に対し、直接的な罰則が新設されました。</p>
<p><b style="color:#ff6666;">これまでの民事上の無効だけでなく、刑事罰のリスクを負う</b>ことになります。</p>
<p>さらに、後述する「<b>立証責任の転換</b>」により、企業側が正当性を証明するハードルが上がります。</p>

<h3>「犯人探し」と守秘義務の厳守</h3>
<p>管理職がやりがちな「<b>誰が書いたか</b>」を探したり、本人を問い詰めたりする行為は厳禁です。</p>
<p>こうした行為自体が違法とみなされます。</p>
<p>また、対応担当者には法的な守秘義務があり、<b class="yellow">情報を漏らせば罰金刑に処される</b>可能性もあります。</p>
<p>社内情報の取り扱いには、これまで以上の慎重さが求められます。</p>
<p><b style="color:#ff6666;">直接的に誰とは、言わなくても特定できてしまうとそれは問題となります</b>。</p>
<img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/07/20260802.webp" alt="イメージ" width="1920" height="1050" class="aligncenter" />

<h3>立証責任の転換による法的リスク</h3>
<p>実務上最も影響がありそうな改正点は、<b class="yellow">通報後1年以内の処分は「通報への報復」と推定される点</b>です。</p>
<p>たとえ正当な理由による懲戒であっても、企業側が「<b>通報とは無関係であること</b>」を証明できなければ、不当な処分と判断されてしまいます。</p>
<p>問題社員への対応を進める際は、<b style="color:#ff6666;">その経緯や根拠をこれまで以上に厳格に記録として残しておかなければなりません</b>。</p>

<h3>通報ルートの多様化と体制整備</h3>
<p><b class="yellow">通報先は社内だけでなく、役所やマスコミといった外部</b>にも開かれています。</p>
<p>「<b>社内では話を聞いてもらえない</b>」と思われれば、<b style="color:#ff6666;">いきなり外部へ通報</b>され、企業イメージが失墜する事態も考えられます。</p>
<p>まずは社内で適切に自浄作用を働かせる仕組みを作ることが、最大の防衛策となります。</p>

<h3>まとめ</h3>
<p>たとえ努力義務であっても、禁止事項を破れば甚大な実害が生じます。</p>
<p>全社員への教育やルールの周知が必要です。</p>
<p>具体的な規程の整備や、難しい判断を迫られる懲戒対応など、不安な点があればいつでもご相談ください。</p>

</div>
</div>


<style>
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</style>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>夏季休業のお知らせ</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/information/730/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 30 Jul 2026 02:57:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[INFORMATION]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://lawyer-iki.jp/?p=1353</guid>

					<description><![CDATA[平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 下記の通り夏季休業とさせて頂きます。 休業期間 令和8年8月11日（火）～8月16日（日） なお、顧問契約を締結頂いている企業様で相談事項等がありましたら、遠慮なくご連絡 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。</p>
<p>下記の通り夏季休業とさせて頂きます。</p>
<dl style="margin: 50px 0; padding: 15px 30px 10px; background: #ECF3FE;">
<dt style="text-align: center; padding: 5px 5px 10px; margin: 0; border-bottom: 1px solid #054097; color: #3b58a4;">休業期間</dt>
<dd style="text-align: center; padding: 10px 5px; font-size: 1.5rem; font-weight: bold; color: #3b58a4;">令和8年8月11日（火）～8月16日（日）</dd>
</dl>
<p>なお、顧問契約を締結頂いている企業様で相談事項等がありましたら、遠慮なくご連絡ください。</p>
<p>鴻和法律事務所へのご連絡（お電話）は、大変申し訳ございませんが、事務所休業の為通常営業日の折り返し対応となります。</p>
<p>ご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>経営法務ニュースVol.61｜2026.07</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/newsletter/202607/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 30 Jun 2026 14:32:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[NEWSLETTER]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://lawyer-iki.jp/?p=1334</guid>

					<description><![CDATA[気づけば５年 鴻和法律事務所に移ってから、７月１日でちょうど５年が経ちました。 前の事務所ではいわゆる"雇われ弁護士"として働いていましたが、今の事務所では、仕事は自分で取る・スタッフも自分で雇う・事務所には経費を入れる [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="letter-section02">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0; padding:10px;">気づけば５年</h2>
<p>鴻和法律事務所に移ってから、７月１日でちょうど５年が経ちました。</p>
<p>前の事務所ではいわゆる"雇われ弁護士"として働いていましたが、今の事務所では、仕事は自分で取る・スタッフも自分で雇う・事務所には経費を入れる、という完全に"自分で回す"スタイルに変わりました。</p>
<p>正直、最初はかなりドキドキでしたが、皆さんに支えていただいたおかげで、なんとか５年の節目を迎えることができました。</p>
<p>本当にありがとうございます。</p>
<p>これからどんな働き方になっていくかは、まだ自分でもわかりませんが、変わらず皆さんのお役に立てる弁護士でいられるよう、これからも頑張ってまいります。</p>
<p>引き続き、どうぞよろしくお願いします。</p>

<img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/05/2026071.webp" alt="5th Anniversary" width="1920" height="1050" class="aligncenter" />

<div class="TOC">
<h3 style="margin:0;">今回の記事</h3>
<dl style="margin-bottom:0;">
<div>
<dt>経営法務TOPICS</dt>
<dd style="margin-bottom:0;">自分で退職するから問題ない？退職届の問題点</dd>
</div>
</dl>
</div>

</div>
</div>

<div class="letter-section01" id="01">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0;"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/06/202607.webp" alt="自分で退職するから問題ない？退職届の問題点" width="1920" height="1050" class="aligncenter" /></h2>

<div class="point">
<span class="Title">内容まとめ</span>
<ul>
<li><b>退職届を出して退職する場合でも紛争化するケースがある</b></li>
<li><b>退職したいと言っても撤回できる。撤回できないようにするには？</b></li>
<li><b>違法な退職勧奨だ！と言われないようにする必要あり</b></li>
</ul>
</div>


<h3>はじめに</h3>
<p>問題社員対応の相談は多いですが、一発解雇まではできない、、というケースが多くあります。</p>
<p>そのような場合には、退職勧奨などによる退職届での提出で解決するケースが多くあります。</p>
<p>「<b class="yellow">従業員が自分で辞めると言ったのだから、会社は何も問題ないはず</b>」――そう思っている経営者は多いのではないでしょうか。</p>
<p>しかし、退職届をめぐるトラブルは、<b style="color:#ff6666;">会社側にとって思わぬ法的リスクを生むことがあります</b>。</p>
<p>退職届に関する3つの問題点を整理します。</p>

<h3>退職届は撤回できる？</h3>
<p>問題社員から退職届が提出されたからといって、すぐには安心できません。</p>
<p>退職届は、会社が承認・受理する前であれば、<b class="yellow">従業員側から撤回できる</b>というのが原則です。</p>
<p>特に、感情的になった従業員が勢いで退職届を出したものの、翌日になって「<u><b>やっぱり撤回したい</b></u>」と申し出るケースは珍しくありません。</p>
<p>こうした事態を防ぐためには、退職届を受け取ったら<b style="color:#ff6666;">速やかに「受理した」旨を書面やメールで従業員に伝えることが重要</b>です。</p>
<p>会社が承認の意思表示を行った時点で、退職の合意が成立したと評価されやすくなり、<b class="yellow">一方的な撤回を認めない根拠となります。</b></p>
<p>口頭での受理通知だけでは後日争いになりやすいため、<b style="color:#ff6666;">メールや書面での記録を必ず残しましょう</b>。</p>

<h3>無理やり書かされた！――実質解雇の主張</h3>
<p>退職勧奨を行った結果、従業員が退職届を提出したケースでは、後になって「</u><b>会社に強制されて書かされた</b></u>」「<u><b>実質的には解雇だ</b></u>」と主張されるトラブルが起きがちです。</p>
<p>そんなこと言われるのか？とも思われるかもしれませんが、<b class="yellow">解雇と扱われ、それが無効となると半年から場合によっては数年分の給与などの支払いが発生する</b>などの可能性があることから、従業員がそのような主張をしてくることがよくあります。</p>
<p>退職勧奨それ自体は違法ではありませんが、以下のような行為は違法な強要と判断される可能性があります。</p>

<div style="border:2px solid #054097; padding:0 1em; margin:2em 0; color:#054097;">
<ul>
<li><b>退職を拒否しているにもかかわらず、繰り返し・長時間にわたり面談を続ける</b></li>
<li><b>「退職しなければ解雇する」「降格させる」などの脅迫的な言動をとる</b></li>
<li><b>退職届の提出をその場で強く求め、検討する時間を与えない</b></li>
</ul>
</div>

<p>退職勧奨を適法に行うためには、面談は1回あたり短時間・複数回にわたらないよう配慮し、<b style="color:#ff6666;">あくまで会社の意向を伝えるにとどめることが基本</b>です。</p>
<p>また、面談の日時・内容・出席者を記録として残し、従業員が「<u><b>自らの意思で退職した</b></u>」ことを<b class="yellow">客観的に示せるよう</b>準備しておくことが不可欠です。</p>
<p>退職届には「<u><b>一身上の都合により</b></u>」という文言を<b style="color:#ff6666;">従業員自身に記載してもらう</b>ことも、自発的退職の証拠として有効です。</p>

<h3>即日退職の退職届と業務引継ぎ拒否リスク</h3>
<p>近年、「<u><b>退職代行サービス</b></u>」の普及もあり、従業員が突然「<u><b>本日付で退職します</b></u>」という退職届を提出し、<b class="yellow">翌日から出社しないケースが増えています。</b></p>
<p>民法上、雇用期間に定めのない場合、従業員は2週間前に申し出れば退職できるとされています（民法627条）。</p>
<p>つまり、就業規則で「1か月前に届け出ること」と定めていても、法的には2週間経過すれば退職は有効となる場合があります。</p>
<p><b style="color:#ff6666;">問題となるのは、業務の引継ぎが一切行われないまま退職されるケースです</b>。</p>
<p>顧客対応・進行中のプロジェクト・システム管理など、引継ぎなしでは業務が滞り、会社に具体的な損害が生じることもあります。</p>
<p>こうした事態に備えるためには、以下の対策などが考えられます。</p>

<div style="border:2px solid #054097; padding:0 1em; margin:2em 0; color:#054097;">
<ul>
<li><b>就業規則に退職時の引継ぎ義務を明記し、入社時に誓約書で確認する</b></li>
<li><b>重要な業務は属人化を避け、複数名が対応できる体制を日頃から整える</b></li>
<li><b>引継ぎ拒否による実害が明確な場合は、損害賠償請求の検討も視野に入れる（ただし立証のハードルは高い）</b></li>
<li><b>できる限り有給は消化させておく</b></li>
</ul>
</div>

<p>退職届が出てからでは手遅れになることも多く、日頃からの業務管理と規程整備が会社を守る最大の対策です。</p>

<h3>まとめ</h3>
<p>退職届は「<u><b>出されたら終わり</b></u>」ではなく、<b class="yellow">受理のタイミング・退職勧奨の進め方・引継ぎ対応のいずれかでトラブルに発展する可能性があります。</b></p>
<p>「<u><b>自己都合退職だから安心</b></u>」と油断せず、退職にまつわるルールを整備し、<b style="color:#ff6666;">問題が生じる前（円満退職ではない場合）</b>に早めに弁護士に相談することをお勧めします。</p>

</div>
</div>


<style>
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p{padding:0 10px;}
</style>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>経営法務ニュースVol.60｜2026.06</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/newsletter/202606/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 26 May 2026 09:48:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[NEWSLETTER]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://lawyer-iki.jp/?p=1307</guid>

					<description><![CDATA[社会見学（カップヌードルを作ろう） 先日、大阪にあるカップヌードルミュージアムというところに行きました。 カップヌードルは最近ほとんど食べず、すごく好きというわけでもありませんが、大阪国際（伊丹）空港の近くにあり、飛行機 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="letter-section02">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0; padding:10px;">社会見学（カップヌードルを作ろう）</h2>
<p>先日、大阪にあるカップヌードルミュージアムというところに行きました。</p>
<p>カップヌードルは最近ほとんど食べず、すごく好きというわけでもありませんが、大阪国際（伊丹）空港の近くにあり、飛行機まで少し時間があったので寄ってみました。</p>
<p>レンタカーでミュージアムに着くと、すごく神妙な顔で警備員さんが車に近づいてきて、駐車場に止めちゃいけないのかなとか思いましたが、「この駐車場すごく高いんよ・・それでも停める？大丈夫？」とのことで、単なるおサイフの心配をしてくれる優しいおじさんが出迎えてくれただけでした。</p>
<p>ミュージアムでは、創業者安藤百福に関する資料や、インスタントラーメンの歴史などが紹介されていました。</p>
<p>このミュージアムでは、<a href="https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/osaka_ikeda/attractions/mc-factory/" target="_blank">自分だけのカップヌードルも作ることができます</a>。</p>
<p>カップに直接絵を書いてデザインして、スープと具材を選んで、包装してもらえるというものです。</p>
<p>日々の業務に疲れ、自分だけのカップヌードルを作りたいと思う方も多いと思いますが、そんな時は是非どうぞ（カップヌードルミュージアムは横浜にもあります）</p>

<img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/05/2026062.webp" alt="カップヌードル" width="1920" height="1050" class="aligncenter" />
<p style="font-size:.8em; color:#ccc; text-align:center; margin-top:.5em;"><s>壊滅</s>独創的な妻の絵のセンス<br>（<a href="https://www.nissin.com/jp/company/news/1965/" target="_blank">本物はこちら</a>）</p>


<div class="TOC">
<h3 style="margin:0;">今回の記事</h3>
<dl style="margin-bottom:0;">
<div>
<dt>経営法務TOPICS</dt>
<dd style="margin-bottom:0;">同一労働同一賃金-令和8年10月から変更になるポイント-</dd>
</div>
</dl>
</div>

</div>
</div>

<div class="letter-section01" id="01">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0;"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/05/202606.webp" alt="同一労働同一賃金-令和8年10月から変更になるポイント-" width="1920" height="1050" class="aligncenter" /></h2>

<div class="point">
<span class="Title">内容まとめ</span>
<ul>
<li><b>令和8年10月から同一労働同一賃金に関する規制が改正されます</b></li>
<li><b>労働条件として明示する項目が増えます。雇用契約書等の見直しが必要</b></li>
<li><b>同一労働同一賃金ガイドラインが改正され、手当等について具体的な記載が増えました。まずはどのような待遇差があるかの確認から</b></li>
</ul>
</div>


<h3>はじめに</h3>
<p>労働法関係の法律やガイドラインが、<b class="yellow">令和8年10月</b>から変わります。</p>
<p>変更点のポイントを解説します。</p>

<h3>労働条件明示事項の追加</h3>
<p>従業員を雇用する場合には、</p>

<ul>
<li><b>募集段階での条件明示（職業安定法）</b></li>
<li><b>雇用段階での条件明示（労働基準法・パート有期法）</b></li>
</ul>

<p>で<b style="color:#ff6666;">それぞれ違う法律でルールがあります</b>。</p>
<p>令和6年4月から、<b class="yellow">労働条件明示のルールとして、業務内容・就業場所について変更の範囲がある場合は記載しなければならない</b>というルールが追加されたのも記憶に新しいと思います。</p>

<div style="dsiplay:block; background:#eaf0f9; padding:15px; margin:50px 0;">
<img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/05/202606image01.webp" alt="イメージ" width="1368" height="521" class="aligncenter" />
</div>

<p>今回の変更では、<b style="color:#ff6666;">パートタイム・有期雇用労働者を雇い入れた場合の労働条件明示事項</b>として、「<b>待遇の相違の内容・理由等に関する説明を求めることができる</b>」旨の明示が必要となりました。</p>
<p>実際の運用としては、雇用契約書や労働条件通知書などに、</p>

<div style="dsiplay:block; background:#eaf0f9; padding:15px; margin:50px 0;">
<img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/05/202606image02.webp" alt="イメージ" width="1354" height="148" class="aligncenter" />
</div>

<p>といった記載をすることになります。</p>
<p>これは、もともと同一労働同一賃金の観点から、令和3年4月から法律で会社側に説明義務が定められていましたが、それが周知されていない関係で、労働条件に明示することになったというものです。</p>
<p>このような記載をしなければならないことなどから、<b class="yellow">パートタイム・有期労働者と正社員との間に手当の有無等待遇に差がある場合に説明を求められたり、改善が必要になるケースも多くなる</b>と思います。</p>
<p>同一労働同一賃金については、正規社員と非正規社員を全て同一の条件にする必要があるわけではありませんが、<b style="color:#ff6666;">単に労働条件通知書に上記の文言を記載するだけではなく、適正に対応しているかは確認しておく必要があります</b>。</p>

<h3>同一労働同一賃金ガイドラインの改正</h3>
<p>上記の労働条件明示に関連する内容ですが、<b class="yellow">同一労働同一賃金ガイドラインが改正</b>されました。</p>
<p>同一労働同一賃金については、法律で定められていますが、具体的な考え方については、ガイドラインを参考にします。</p>

<ul>
<li><b>基本給</b></li>
<li><b>賞与・退職手当</b></li>
<li><b>家族手当</b></li>
<li><b>住宅手当</b></li>
<li><b>福利厚生</b></li>
<li><b>休職制度</b></li>
<li><b>休暇</b></li>
</ul>

<p>などなど、正社員とパートタイム・有期労働者間で差を設けている会社が多いと思います。</p>
<p>ガイドラインでは、基本的な考え方や事例などが記されているので、参考にされて下さい。</p>
<p>なお、今回の改正では、特に手当などについて具体的に明記されています。</p>
<p>例えば、</p>

<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0; margin-bottom:.5em;"><b style="color:#2A397A;">家族手当（扶養手当）について</b></p>
<p style="margin-top:0; margin-bottom:0;">労働契約の更新を繰り返している等、相応に継続的な勤務が見込まれる非正規雇用労働者には、通常の労働者と同一の家族手当を支給しなければならない。</p> 
</div>

<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0; margin-bottom:.5em;"><b style="color:#2A397A;">住宅手当（転居を伴う配置変更の有無に応じて支給される手当）について</b></p>
<p style="margin-top:0; margin-bottom:0;">通常の労働者と同一の転居を伴う配置の変更がある短時間・有期雇用労働者には、通常の労働者と同一の住宅手当を支給しなければならない。</p> 
</div>

<p>などと明記されました。</p>
<p>まずは、<b style="color:#ff6666;">個別の手当などの待遇について差が生じているかどうかの確認、その差を設けている目的などの整理</b>（実際は単に非正規社員だから・・という理由のみの会社も多いところではあります）からはじめてはいかがでしょうか。</p>

</div>
</div>


<style>
.mark01 {background:linear-gradient(transparent 60%, #ff6 60%);}
.entry-footer {display: none;}
p{padding:0 10px;}
</style>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>経営法務ニュースVol.59｜2026.05</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/newsletter/202605/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 30 Apr 2026 12:39:47 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[NEWSLETTER]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://lawyer-iki.jp/?p=1285</guid>

					<description><![CDATA[仕事を選ばないハローキティ 誤解を恐れずに言うと、私は仕事を選ぶ弁護士です。 相続事件、離婚事件、刑事事件、従業員側の労働事件などは基本的には対応しません。 儲かる儲からないといった話ではなく、私の対応能力には限界がある [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="letter-section02">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0; padding:10px;">仕事を選ばないハローキティ</h2>
<p>誤解を恐れずに言うと、私は仕事を選ぶ弁護士です。</p>
<p>相続事件、離婚事件、刑事事件、従業員側の労働事件などは基本的には対応しません。</p>
<p>儲かる儲からないといった話ではなく、私の対応能力には限界があるため、顧問先の相談対応や、会社側の案件に注力するためです。</p>
<p>私の場合は、様々な案件を対応すると、広く浅くの対応になってしまいがちなのです。</p>
<p>さて、突然ですが、最近よくサンリオのキャラクターを目にする気がしませんか？</p>
<p>至るところで、様々な商品のサンリオコラボを目にしており、「<b>また、おまえらか</b>」といったことが頻繁にあります。</p>
<p>私がサンリオを意識しすぎているだけでしょうか。</p>
<p>ちなみに、サンリオの創業者である辻信太郎氏は、サンリオの株主総会で、「<b>大好きなのに売れずになくなってしまいそうなものがあったら、サンリオとコラボするようにいってほしい。そうすればコラボして売れるようにする。</b>」という発言があったという話があることを知りました。</p>
<p>だから、キティは仕事を選ばないのです。</p>
<p>イキとは違います。</p>
<p>それ以来、私もキティのように今後は仕事を選ばずに何でも引き受けるように・・・</p>
<p>とはならず、愛されるキャラクターではないことを自覚して、また今日も離婚事件の相談を断り、他の先生に紹介しています。</p>

<img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/04/2026051.png" alt="ハンギョドン" width="1920" height="1050" class="aligncenter" />
<p style="font-size:.8em; color:#ccc; text-align:center; margin-top:.5em;">この子もサンリオのキャラクター<br>（マクドナルドハッピーセットのおまけ）</p>


<div class="TOC">
<h3 style="margin:0;">今回の記事</h3>
<dl style="margin-bottom:0;">
<div>
<dt>経営法務TOPICS</dt>
<dd style="margin-bottom:0;">カスハラ防止指針の実務上のポイント-中小企業が押さえておくべき新ルール-</dd>
</div>
</dl>
</div>

</div>
</div>

<div class="letter-section01" id="01">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0;"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/04/202605.png" alt="カスハラ防止指針のポイントー中小企業が押さえるべき新ルールー" width="1920" height="1050" /></h2>

<div class="point">
<span class="Title">内容まとめ</span>
<ul>
<li><b>令和8年10月から事業主のカスハラ対策が義務化</b></li>
<li><b>カスハラ対策のための重要資料として指針が公表</b></li>
</ul>
</div>


<h3>はじめに</h3>
<p>令和8年4月、厚生労働省は<a href="https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/001662584.pdf" target="_blank"><b>カスタマーハラスメント（以下「カスハラ」）防止に関する指針</b></a>を公表しました。</p>
<p>今年の10月1日には、改正労働施策総合推進法が施行され、<b class="yellow">すべての事業主にカスハラ対策を講じる義務が課されます。</b></p>
<p>中小企業も例外ではなく、<b style="color:#ff6666;">規模や業種を問わず対応が求められる点に注意が必要</b>です。</p>
<p>本コラムでは、<b class="yellow">指針の要点と中小企業がまず取り組むべき実務上のポイント</b>を解説します。</p>


<h3>カスハラの三つの要素</h3>
<p>指針ではカスハラを、</p>

<ol style="color:#2A397A;">
<li><b>顧客や取引先など、自社の労働者と関わる「顧客等」による言動であること</b></li>
<li><b>その言動が社会通念上許容される範囲を超えていること</b></li>
<li><b>結果として労働者の就業環境を害する程度のものであること</b></li>
</ol>

<p>という三要素を満たす行為と定義しています。</p>
<p>ここで重要なのは、<b style="color:#ff6666;">対象となる相手が来店客に限られない</b>という点です。</p>
<p>対面はもちろん、電話・メール・SNSを通じた言動も対象となり、取引先の担当者や匿名で問い合わせをしてきた人も含まれます。</p>
<p><b class="yellow">BtoB事業を主とする中小企業にとっても無関係ではない</b>ということです。</p>

<h3>正当なクレームとの線引き</h3>
<p>実務で最も悩ましいのが<b style="color:#ff6666;">「正当なクレーム」との区別</b>です。</p>
<p>商品やサービスへの不満を伝える行為自体は、消費者の正当な権利行使にあたります。</p>
<p>しかし、<b class="yellow">要求の内容が過大であったり、要求の手段・態様が威圧的・拘束的・継続的である場合</b>には、社会通念上の許容範囲を超えカスハラに該当し得ます。</p>
<p><a href="/newsletter/202311/#NO01">カスハラ対応で最低限注意するポイント</a>という記事でも、この区別については記載しているので、参考にして下さい。</p>
<p>例えば、土下座の強要、長時間にわたる拘束、人格を否定する発言、繰り返しの架電、SNSでの晒し行為などは、たとえクレームに一定の理由があったとしても、<b style="color:#ff6666;">手段の不当性ゆえにカスハラと評価されます</b>。</p>
<p>判断にあたっては、<b class="yellow">要求内容の妥当性と、要求手段の相当性の双方を検討する視点が欠かせません。</b></p>
<p>ちなみに、指針において典型例が紹介されているので、こちらも参考になります。</p>

<h4>言動の内容が社会通念上許容される範囲を超えるもの</h4>
<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0;"><b style="color:#2A397A;">① そもそも要求に理由がない又は商品・サービス等と全く関係のない要求</b></p>
<ul style="margin-bottom:0; padding-left:2em;">
<li style="margin-bottom:0;">性的な要求や、労働者のプライバシーに関わる要求をすること。</li> 
</ul>
</div>

<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0;"><b style="color:#2A397A;">② 契約等により想定しているサービスを著しく超える要求</b></p>
<ul style="margin-bottom:0; padding-left:2em;">
<li style="margin-bottom:0;">契約内容を著しく超えたサービスの提供を要求すること。</li>
</ul>
</div>

<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0;"><b style="color:#2A397A;">③ 対応が著しく困難な又は対応が不可能な要求</b></p>
<ul style="margin-bottom:0; padding-left:2em;">
<li style="margin-bottom:0;">契約金額の著しい減額の要求をすること。</li>
</ul>
</div>

<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0;"><b style="color:#2A397A;">④ 不当な損害賠償要求</b></p>
<ul style="margin-bottom:0; padding-left:2em;">
<li style="margin-bottom:0;">商品やサービス等の内容と無関係である不当な損害賠償要求をすること。</li>
</ul>
</div>

<h4>手段や態様が社会通念上許容される範囲を超えるもの</h4>
<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0;"><b style="color:#2A397A;">① 身体的な攻撃（暴行、傷害等）</b></p>
<ul style="margin-bottom:0; padding-left:2em;">
<li>殴る、蹴る、叩く等の暴行を行うこと。</li>
<li>物を投げつけること。</li>
<li>わざとぶつかること。</li>
<li style="margin-bottom:0;">つばを吐きかけること。</li>
</ul>
</div>

<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0;"><b style="color:#2A397A;">② 精神的な攻撃（脅迫、中傷、名誉毀損、侮辱、暴言、土下座の強要等）</b></p>
<ul style="margin-bottom:0; padding-left:2em;">
<li>店舗の物を壊すことをほのめかす発言やSNS等のインターネット上へ悪評 を投稿することをほのめかす発言によって労働者を脅すこと。</li>
<li>SNS等のインターネット上へ労働者のプライバシーに係る情報の投稿等をすること。 ・ 労働者の人格を否定するような言動を行うこと。相手の性的指向・ジェンダ ーアイデンティティに関する侮辱的な言動を行うことを含む。</li>
<li>土下座を強要すること。</li>
<li>盗撮や無断での撮影をすること。</li>
<li>労働者の性的指向</li>
<li style="margin-bottom:0;">ジェンダーアイデンティティ等の機微な個人情報について、当該労働者の了解を得ずに他の者に暴露すること又は当該労働者が開示することを強要する若しくは禁止すること。</li>
</ul>
</div>

<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0;"><b style="color:#2A397A;">③ 威圧的な言動</b></p>
<ul style="margin-bottom:0; padding-left:2em;">
<li>大きな声をあげて労働者や周囲を威圧すること。</li>
<li style="margin-bottom:0;">反社会的な言動を行うこと。</li>
</ul>
</div>

<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0;"><b style="color:#2A397A;">④ 継続的、執拗な言動</b></p>
<ul style="margin-bottom:0; padding-left:2em;">
<li>同様の質問を執拗に繰り返すこと。</li>
<li>当初の話からのすり替え、揚げ足取り、執拗な責め立てをすること。</li>
<li style="margin-bottom:0;">同様の電子メール等を執拗に繰り返し送りつけること。</li>
</ul>
</div>

<div style="background:#E4EFFB; padding:1.5em 1em; margin:2em 0;">
<p style="margin-top:0;"><b style="color:#2A397A;">⑤ 拘束的な言動（不退去、居座り、監禁）</b></p>
<ul style="margin-bottom:0; padding-left:2em;">
<li style="margin-bottom:0;">長時間に渡る居座りや電話で労働者を拘束すること。</li>
</ul>
</div>

<h3>会社に求められる四つの措置</h3>
<p>指針では、会社（事業主）が雇用管理上講ずべき措置として、大きく四点を求めています。</p>

<ol style="color:#2A397A;">
<li><b>方針の明確化と周知（カスハラを許さない方針、行為者への厳正対処方針を明文化し従業員に周知すること）、</b></li>
<li><b>相談体制の整備（窓口の設置と担当者の対応力確保）、</b></li>
<li><b>発生後の迅速かつ適切な対応（事実確認、被害者へのケア、行為者への対応、再発防止策の実施）、</b></li>
<li><b>プライバシー保護と、相談を理由とする不利益取扱いの禁止を周知することです。</b></li>
</ol>

<p>これらは、<b style="color:#ff6666;">すでに義務化されているパワハラ・セクハラ対策と共通する枠組み</b>です。</p>
<p>既存の就業規則やハラスメント防止規程に「顧客等からの言動」を追加する形で整備することも、実務上は有効な選択肢となります。</p>
<p>なお、<b class="yellow">相談を理由とする不利益取扱いの禁止</b>は、<b style="color:#ff6666;">相談をためらわない職場環境づくりの前提として極めて重要</b>です。</p>

<h3>中小企業の実務ポイント</h3>
<p>中小企業からは「専門部署も予算もない」との声がよく聞かれますが、<b class="yellow">指針は規模に応じた合理的な対応を認めています。</b></p>
<p>例えば、相談窓口は社長や総務担当者が兼務する形でも差し支えなく、就業規則の全面改定も必須ではありません。</p>
<p>まずはカスハラ対応の基本方針を一枚にまとめて社内に掲示し、朝礼や全体ミーティングで周知することから始められます。</p>
<p>また、業界団体等が提供するマニュアルやひな形、研修の活用も有効です。</p>
<p>複数事業者で共通対応をとることで、悪質な顧客への抑止力にもつながります。</p>
<p>さらに、悪質事案に備え、録音・録画機器の設置や、警察・弁護士への相談ルートを事前に整えておくことが、現場の安心感につながります。</p>

<h3>おわりに</h3>
<p>カスハラ対応は単なるコンプライアンス問題ではありません。</p>
<p><b style="color:#ff6666;">従業員の心身を守り、離職を防ぎ、サービス品質を維持するための重要な経営課題です</b>。</p>
<p>10月の施行を待たず、自社の現状把握と方針策定に着手することをお勧めします。</p>
<p>判断に迷う場面では、ご相談ください。</p>

</div>
</div>


<style>
.mark01 {background:linear-gradient(transparent 60%, #ff6 60%);}
.entry-footer {display: none;}
p{padding:0 10px;}
</style>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ゴールデンウィーク期間休業のおしらせ</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/information/428/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 28 Apr 2026 08:15:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[INFORMATION]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://lawyer-iki.jp/?p=1283</guid>

					<description><![CDATA[平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 ゴールデンウィークを下記の通り休業とさせて頂きます。 休業期間：令和8年4月29日（水）、5月2日（土）～6日（水） ※4月30日（木）、5月1日（金）、5月7日（木）～ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。</p>
<p>ゴールデンウィークを下記の通り休業とさせて頂きます。</p>

<div style="border:2px solid #333399; padding:1em;">
<p style="text-align:center; margin:0;"><b style="color:#333399">休業期間：令和8年4月29日（水）、5月2日（土）～6日（水）</b></p>
<p style="text-align:center; font-size:.8em; margin:.8em 0 0;"><b style="color: #333399;">※4月30日（木）、5月1日（金）、5月7日（木）～5月8日（金）は通常営業日です。</b></p>
</div>

<p>なお、顧問契約を締結頂いている企業様で相談事項等がありましたら、遠慮なくご連絡ください。</p>
<p>鴻和法律事務所へのご連絡（お電話）は、大変申し訳ございませんが、事務所休業の為通常営業日の折り返し対応となります。</p>
<p>ご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>経営法務ニュースVol.58｜2026.04</title>
		<link>https://lawyer-iki.jp/newsletter/202604/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[壹岐 晋大]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 30 Mar 2026 12:28:07 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[NEWSLETTER]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://lawyer-iki.jp/?p=1269</guid>

					<description><![CDATA[飛び石被害 先日、車で都市高速を走っていると、いきなりフロントガラスが「ガチッ！！」と音がしました。 職業柄、恨みを買いやすいので、狙撃されたかと思いました。 ちなみに、これまでディーラーの自動車保険に入っていたのですが [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="letter-section02">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0; padding:10px;">飛び石被害</h2>
<p>先日、車で都市高速を走っていると、いきなりフロントガラスが「ガチッ！！」と音がしました。</p>
<p>職業柄、恨みを買いやすいので、狙撃されたかと思いました。</p>

<img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/03/20260401.png" alt="線状の傷" width="2560" height="1320" class="aligncenter" />

<p>ちなみに、これまでディーラーの自動車保険に入っていたのですが、その保険は解約させていただいて、今年から別のところで保険に入りました。</p>
<p>ディーラーの自動車保険では、飛び石被害は無償で対応してくれる内容だったのに、替えた瞬間に本当にツイてません・・</p>
<p>ディーラーの担当者による狙撃の線も出てきました。</p>

<div class="TOC">
<h3 style="margin:0;">今回の記事</h3>
<dl style="margin-bottom:0;">
<div>
<dt>経営法務TOPICS</dt>
<dd style="margin-bottom:0;">退職従業員の営業を辞めさせたい②-不正競争防止法に基づく対策-</dd>
</div>
</dl>
</div>

</div>
</div>

<div class="letter-section01" id="01">
<div class="Inner01" style="max-width:770px;">
<h2 style="margin-top:0;"><img decoding="async" src="/wp-content/uploads/2026/03/20260402.png" alt="退職従業員の営業を辞めさせたい②-不正競争防止法に基づく対策-" width="1920" height="1050" class="aligncenter" /></h2>

<div class="point">
<span class="Title">内容まとめ</span>
<ul>
<li><b>退職従業員が会社の情報を利用して営業している場合の対策には、誓約書の他に不正競争防止法を主張するケースがある</b></li>
<li><b>不正競争防止法の主張をするには、営業秘密として情報を管理していることが重要</b></li>
<li><b>秘密管理性を備えるための具体的な要件とは・・</b></li>
</ul>
</div>

<p><b class="yellow">退職した従業員が、在職中に知り得た顧客情報を持ち出し、競合他社や自ら立ち上げた会社で営業活動を続けている</b>―このような事態に頭を悩ませる経営者は少なくありません。</p>
<p>「<b>うちの顧客をそのまま引き継いでいる</b>」と感じても、<b style="color:#ff6666;">どのような法的手段が取れるのか分からず</b>、泣き寝入りしてしまうケースも多く見られます。</p>
<p>2026年2月号のニュースレターで、<a href="/newsletter/202602/#01">退職従業員の営業を辞めさせたいというテーマで競業避止義務違反について説明</a>しました。</p>
<p>今回は、競業避止義務とは違う手段である<b class="yellow">不正競争防止法に基づく対策</b>を説明します。</p>

<h3>競業避止義務との違い―不正競争防止法を使う意味</h3>
<p>退職従業員の競業行為を制限する手段として、まず思い浮かぶのは誓約書や就業規則に定めた<b class="yellow">競業避止義務</b>でしょう。</p>
<p>しかしこの方法には限界があります。</p>
<p>競業避止義務はあくまで会社と従業員の間の契約であるため、<b style="color:#ff6666;">義務を負うのは退職従業員本人のみ</b>です。</p>
<p>退職従業員を雇い入れた競合他社や、顧客情報を受け取った第三者には原則として請求できません。</p>
<p>また、競業避止義務は期間・地域・業務範囲が限定的でないと無効と判断されるリスクもあり、実際の訴訟では効力を否定されるケースも多く見られます。</p>
<p>一方、不正競争防止法に基づく請求には次のような強力なメリットがあります。</p>

<div style="background:#FFFCE8; padding:15px; margin:2em 0;">
<ul>
<li><b style="color:#ff6666;">差止請求・損害賠償請求</b>が可能</li>
<li><b style="color:#ff6666;">競合他社など第三者への請求</b>も可能（情報を受け取った側が悪意または重過失の場合）</li>
<li><b style="color:#ff6666;">刑事告訴</b>が可能</li>
</ul>
</div>

<p>つまり、退職従業員だけでなく、<b class="yellow">その転職先や取引先まで巻き込んで法的対応ができる点が</b>、競業避止義務との決定的な違いです。</p>


<h3>不正競争防止法を主張するための要件</h3>
<p>不正競争防止法の主張をするためには、まず不正競争防止法上の「<b class="yellow">営業秘密</b>」として情報が保護される必要があります。</p>
<p>具体的には、以下の3要件を<b style="color:#ff6666;">すべて満たす必要があります</b>。</p>

<div style="background:#FFFCE8; padding:15px; margin:2em 0;">
<ol>
<li><b style="color:#ff6666;">秘密管理性</b>：秘密として管理されていること</li>
<li><b style="color:#ff6666;">有用性</b>：事業活動に有用な情報であること</li>
<li><b style="color:#ff6666;">非公知性</b>：公然と知られていないこと</li>
</ol>
</div>

<p>顧客情報の場合、氏名・連絡先・取引履歴・ニーズ等をまとめたリストは有用性・非公知性を満たすことが多いです。</p>
<p>実務上、最も争われるのが<b class="yellow">秘密管理性</b>です。</p>

<h3>秘密管理性を備えるための実務対策</h3>
<p>「秘密として管理していた」と裁判所に認めてもらうためには、従業員が「これは秘密情報だ」と認識できる客観的な措置が必要です。</p>
<p>具体的には以下の対策が有効です。</p>

<div style="background:#FFFCE8; padding:15px; margin:2em 0;">
<ul>
<li>顧客データへの<b style="color:#ff6666;">アクセス権限の設定</b>（閲覧・編集できる社員を限定する）</li>
<li>ファイルや書類への「社外秘」「confidential」の明記</li>
<li>情報持ち出し禁止・退職時の返却に関する<b style="color:#ff6666;">誓約書の取得</b></li>
<li><b style="color:#ff6666;">システムのログ管理</b>（誰がいつデータにアクセスしたかの記録）</li>
<li>定期的な情報管理研修の実施と記録の保存</li>
</ul>
</div>

<p>実際に問題が起きて退職従業員に対する請求を考えていく中で、不正競争防止法上の主張をする際に、この要件を満たさず、<b class="yellow">もっと早く営業秘密としての準備をしていれば・・</b>と思うこともあります。</p>
<p>これらの対策が不十分な場合、裁判所に秘密管理性を否定され、せっかくの主張が認められないリスクがあります。</p>
<p>「うちは中小企業だから…」と後回しにせず、<b style="color:#ff6666;">今すぐ</b>整備することが重要です。</p>
<p>何でもかんでも営業秘密として保護することはできませんが、特に持ち出しを禁止したいものに限定して管理を行っていくことが、実際に不正競争防止法上の主張をしないでも、漏洩のリスク管理等にもつながります。</p>

<h3>まとめ</h3>
<p>退職従業員による営業秘密の持ち出しは、放置すれば事業の根幹を揺るがしかねません。</p>
<p>著作権などの知的財産権で保護されない、<b class="yellow">顧客情報などの営業秘密も会社にとっては重要な資産です</b>。</p>
<p>不正競争防止法は、このような知的財産権では保護できない情報や、競業避止義務では届かない<b style="color:#ff6666;">第三者への請求や刑事告訴まで可能にする強力な手段です。</b></p>
<p>ただし、その威力を発揮するには日頃からの秘密管理体制の整備が前提となります。</p>
<p>「<b class="yellow">被害が起きてから</b>」ではなく、「<b style="color:#ff6666;">起きる前</b>」に弁護士に相談し、社内の情報管理を見直すことをお勧めします。</p>

</div>
</div>


<style>
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